中国における日本語学校の今|急増する学習者と教育の課題とは?

おはようございます。

今日は6月26日。「626(ふろふ)」で“お風呂の日”とも言われています。
疲れた心と体には、まずゆっくりお湯につかるのがいちばん。
何も考えず、目を閉じて深呼吸。
がんばりすぎなくて大丈夫。あなたのペースで一歩ずつ。
今日は自分をいたわる日にしましょう。

お風呂の日にちなんだ今日のメッセージでした。

今日のテーマは先日に引き続き、世界の日本語学校について見ていきたいと思います。今日は日本語学習者が現在も最多である「中国」です。

中国において日本語教育の広がりとその背景

ここ数年、中国における日本語教育への関心はさらに高まっています。

日中間の経済的な結びつき、アニメやゲームなど日本文化の人気、そして日本企業への就職を目指す若者の増加などが背景にあります。
2023年の日本語教育機関調査によると、中国は日本語学習者の数で世界トップレベルを維持しており、日本語学校や大学での講座が急増しています。

海外における日本語学校とは?

日本語学校と一言で言っても、その形態は様々です。大学や高校での第二外国語授業、民間の語学学校、留学準備学校、企業向け研修などがあります。

海外における日本語学校の多くは、実用日本語を教えるカリキュラムが中心で、JLPT(日本語能力試験)やビジネス会話を目的とする授業が人気です。

教師に求められる役割も多様で、「教える」だけでなく「進路指導」や「文化理解」の支援も求められることが増えています。

海外にある日本語学校は、その国の文化や教育制度、学習ニーズによって多様な形態があります。大きく分けると、以下の4つのタイプに分類できます。

1. 大学・高校内の日本語コース

多くの国の大学や高校では、日本語を第二外国語として選択できるコースが用意されています。これらは、学位取得や卒業要件の一環として学ばれることが多く、文法や読解などアカデミックな内容が中心です。
例:

  • 北京外国語大学(中国)
  • ハノイ国家大学(ベトナム)
  • ソウル大学(韓国)など

これらのコースでは、日本語検定(JLPT)の合格や、日本の大学への留学準備を目的とする学生も多く、日本の大学入試制度に近い授業が行われます。

2. 民間の語学学校

都市部を中心に展開されているのが、語学習得を目的とした民間の語学学校です。こちらは、以下のようなニーズに対応しています。

  • 留学準備やワーキングホリデー前の語学習得
  • ビジネス日本語の習得
  • 日本文化やアニメへの興味からの趣味的な学習

これらの学校では、実践的な会話力を重視したカリキュラムや、アクティビティ・文化紹介と組み合わせたレッスンなどが人気です。

3. 日本語学校(留学生対象)

海外にある日本語学校の中には、日本に留学を希望する学生に向けて、日本語力の底上げと文化的適応力を養うことを目的とした教育機関もあります。
これらの学校では、

  • 留学試験(EJU)対策
  • 日本の生活マナーや就活マナーの指導
    などが行われ、将来の日本在住を見据えた指導が強みです。

4. 企業・政府関連の日本語研修センター

外資系企業や公的機関の支援を受けた語学センターも存在します。これらは主に

  • 日系企業に就職する前のビジネス日本語研修
  • 技能実習制度の事前研修
    などが中心です。カリキュラムは専門用語を多く含み、業務に直結した内容が求められるため、教える側にも高い専門性が必要です。

👉 教師側に求められるスキルも多様化

このように、多様な日本語教育の場が存在する中で、教師に求められる役割も変化しています。

  • 初級〜上級まで対応できる知識
  • 異文化理解力
  • オンラインツールの活用スキル
  • カリキュラム設計力

今後は、語学力に加えて、教育工学的な視点やITリテラシーの高い教師がより求められるようになってきています。

中国における日本語学校の特徴と現状

中国では、特に都市部を中心に多くの日本語学校やコースが存在します。北京、上海、広州などの大都市には、大学内の日本語学部や日系企業が支援する日本語学校も豊富です。
最近の傾向としては、以下のような特徴があります:

  • 📈 学習目的の多様化:留学・就職・観光ガイド資格取得など、学ぶ理由が多様。
  • 🧑‍🎓 学習者の年齢層の広がり:高校生・大学生だけでなく、社会人や中高年も増加。
  • 🏫 地方都市にも広がる教育機関:日本語需要の拡大により、地方都市にも日本語講座が設置されつつあります。

しかし、課題もあります。
・教材の質に差がある
・教員の育成が追いついていない
・教育内容が受験・資格試験中心に偏りがち
などが挙げられ、学習者のモチベーション維持や実践的な会話力の育成が今後の鍵です。

中国人にとっての「日本語を学ぶ」ということ

中国の若者にとって日本語を学ぶことは、単なるスキルの習得ではなく、“未来へのパスポート”でもあります。
特に以下のような理由で、日本語学習は注目されています:

  • ✈ 日本留学への憧れ(奨学金制度の充実も要因)
  • 💼 日系企業での就職希望
  • ❤️ 日本文化への深い関心(アニメ・アイドル・文学など)

一方で、発音や助詞、敬語表現など、日本語特有の難しさに直面する学習者も多く、挫折しないようなサポート体制の重要性が高まっています。

Manabi Talkについて:これからの日本語教育にできること

このように日本語を学びたいという想いが強い中国の学習者たちに対して、より柔軟かつ効果的な教育の場が必要です。
Manabi Talkでは、教師と学習者をマッチングし、場所や時間にとらわれないオンライン授業を提供します。

日本語教師にとっても、自宅にいながら海外の学習者と繋がることができる、まさに新しい働き方の実現が可能です。

今後、Manabi Talkは国境を越えて日本語教育を支える教師の皆さまとともに、よりよい学びの場を広げていきたいと思います。

まとめ

在宅で働けるオンライン授業は、日本語教師にとって新しい収入の道を開くチャンスです。これからは、「教室」だけでなく、「自宅」も立派な教える場となる時代。

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