中国のCさんに学ぶ:子供と一緒に学ぶ日本語家庭学習の工夫

おはようございます。最近はすごく暑い日が続きますね。ここまで暑いと外にでてWalkingをする習慣がある私の身体にもこたえます。
朝起きて10分ほどの運動をして、30分のWalkingをするように変更をしました。さすがに60分、外で歩くのは厳しいです。
涼しくなってきたら60分ペースに戻したいですが、今ではこの夏用の体力作りプランにてまた進めていきたいと思います。
「継続は力なり」
これは簡単なようで難しい事ですが、生活の中に取り組んで習慣とする事で必ず続けられるものだと信じます。さあ、明日は病院だ。
それでは今回のテーマはお子さんと日本語学習をする学習者Cさんのケースを見ていきながら、日本語学習について考えていきましょう。
子供と一緒に学ぶ理由と背景
Cさんは中国出身の主婦。ご主人の仕事の都合で一家で日本に移住して3年が経ちます。
日本での生活にも慣れてきた今、悩みの種は「日本語力」。
特に、子どもが小学校に通うようになり、宿題や先生とのやり取りをする中で、
親としての日本語力も求められる場面が増えてきました。
「子どもと一緒に日本語を学べたらいいな」
そんな思いから始まった、家庭での日本語学習の工夫とは——?
Cさんが本格的に日本語の家庭学習を始めたのは、子どもの小学校入学がきっかけでした。最初の壁は「宿題」。
音読の指導や連絡帳の記入など、子ども一人では対応できない内容に親の関与が求められます。
しかし、自分の日本語もまだN4レベル。
文法の理解が不十分で、学校のプリントを読むだけでも苦労することが多かったといいます。
そこでCさんは、「親子で一緒に日本語を学ぶ」スタイルに切り替えました。
学びの対象は、子ども向けの絵本や教科書。
“学習者同士”としての立場で、一緒に声を出して読み、意味を確認し合うようになったのです。
家庭内でできる日本語学習の工夫とは?
Cさんは、子どもと一緒に学ぶからこそ、遊びや日常の中に日本語を取り入れる工夫が大切だと実感しています。机に向かう学習だけでは長続きしないため、「生活の中で自然に触れる環境づくり」に力を入れました。以下は、Cさんが取り入れている具体的な方法です。
家の中の“見える化ラベル”学習
家具や電化製品に日本語のラベルを貼り、視覚的に語彙を覚えられるようにしています。たとえば:
- 冷蔵庫 →「れいぞうこ」
- 電子レンジ →「でんしれんじ」
- 時計 →「とけい」
目にするたびに自然と目に入り、子どもと一緒に「これは何て読むの?」と会話が生まれる仕掛けになっています。
絵本&音読タイム(1日10分)
寝る前や夕方のリラックスタイムに、日本語の絵本を一緒に読む習慣をつけました。
Cさん自身は、音の抑揚や発音の練習にもなるので、**「おはなしのくに」や「にほんごであそぼ」**など子ども向け教材を使用しています。
読みながらわからない言葉が出てきたときは、辞書で調べたり、絵を見ながら意味を想像したりする時間も楽しみの一つです。
単語を使って“3行作文ゲーム”
夕食後、家族で「今日のことを日本語で3行話そう!」という作文ごっこをしています。
たとえば:
「きょう、スーパーにいきました。」「やさいをかいました。」「とてもおいしかったです。」
といった簡単な内容でも、主語・動詞・助詞の使い方を自然に練習できます。
これは、Cさんにとっても復習の機会になっており、「間違えても大丈夫」という安心感のある場が、親子学習の大きなポイントになっています。
スマホやテレビを“日本語環境”に
スマートフォンやタブレットの設定をすべて日本語に変更。アプリの表記や音声案内が日本語になることで、普段から「読む」機会が増えます。
また、テレビのアニメや教育番組も字幕をONにして視聴することで、耳からの情報だけでなく目からの日本語にも慣れることができています。
お買い物ごっこ・ごっこ遊び
小さい子どもと一緒に「いらっしゃいませ〜」「これはいくらですか?」などのロールプレイを取り入れた遊びも効果的。
Cさんは100円ショップで小さなお金や野菜の玩具を揃えて、楽しく日本語を使う「お店屋さんごっこ」を週に1回程度行っています。
このように、Cさんの工夫は「勉強」という枠にとらわれず、生活そのものを“日本語の教室”に変えるアプローチでした。
忙しい主婦の立場でも続けられるシンプルな方法だからこそ、無理なく継続でき、親子ともに少しずつ語彙や表現が増えていることを実感しているそうです。
中国語との違いに戸惑ったポイント
中国語と日本語の文法構造の違いに、Cさんは何度も戸惑ったと話します。
特に難しかったのは:
- 助詞(が、を、に、へ)の使い分け
- 敬語表現(です/ます形)のバリエーション
- 漢字の読み方の複雑さ(音読み・訓読み)
たとえば、「りんごをたべます」と「りんごがたべます」の違いに最初は気づけず、違和感を覚えたそうです。
中国語では語順が大きな意味を持つため、日本語のように助詞で意味が変わる文構造は、最初はなかなか馴染まなかったとのこと。
Cさんは、自分の理解が曖昧なときは子どもと一緒にアニメを見てセリフを確認する、教師にLINEで聞くなど、工夫をしながら学習を継続しました。
モチベーションの維持とオンライン授業の効果
育児と家事に追われる毎日の中で、自分の勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
Cさんは、気分が落ちたときほど「子どもが頑張っている姿」を見て奮起できたと語ります。
加えて、最近はオンライン授業も活用するようになりました。
週に1回30分、日本語教師とのオンラインレッスンを受けることで、「自分が学習者である」という自覚を取り戻せる時間になっているそうです。
マンツーマンで丁寧に教えてもらえることで、「自分もできるかもしれない」という自信にもつながっています。
Manabi Talkではこうした親子学習も応援
Manabi Talkでは、Cさんのように「子どもと一緒に日本語を学びたい」「家庭で学習を続けたい」という方々にも寄り添えるプラットフォームを目指しています。
- 教案テンプレート付きの授業
- 親子参加型レッスンも今後導入予定
- 学習スタイルや生活リズムに合わせた教師選びが可能
日本語を「家庭で学ぶ」ことが、もっと楽しく、自然になるように。
Cさんのように、日常を学びの場に変えてみませんか?
まとめ
在宅で働けるオンライン授業は、日本語教師にとって新しい収入の道を開くチャンスです。これからは、「教室」だけでなく、「自宅」も立派な教える場となる時代。
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