学習者のレベルに応じた柔軟な教材アレンジ法│オンライン授業の課題解決シリーズ④

おはようございます。8月29日の金曜日です。本日についにManabi Talkのサービスが公開されました!日本にいながら日本語を学べる教育マッチングサイトとして、今後ともより多くの方に知って頂きご登録をして頂けるように宣伝を続けていきたいと思います。

まずはこれでスタートラインとしてサイトが完成できたこと、マッチングアプリとLPの制作をして頂けたAct-selfの皆様にも心より御礼を申し上げます。今日の午後にかけて、現在までご登録を頂いている講師様に管理画面のURLをお送りしたいと思います。

それでは今日も元気ワードからスタートします。

今日の元気ワード~You are the onle one~

たとえ全世界があなたに見切りをつけたとしても、あなたにはあなた自身がついている ジャン・ジオノ

ジャン・ジオノの言葉は、孤独や逆境に立たされたときの心の支えについて教えてくれます。

たとえ世の中のすべての人が背を向け、自分を理解してくれる存在が見えなくなったとしても、最後に残るのは「自分自身」です。

人は他者からの承認や支えを求めがちですが、最終的に自分を支えられるのは自分の心の在り方であり、自分への信頼です。

自分を裏切らず、味方でい続けることができれば、どんな状況でも立ち上がる力を保つことができます。世界から孤立しても、自分が自分を認め、信じる限り、完全にひとりぼっちになることはありません。

他者に左右されない内なる支えこそが、生きていく上で最も確かな味方なのです。Have a nice day!

学習者のレベルに応じた柔軟な教材アレンジ法

オンライン授業を進めていると、同じクラスに在籍しているにもかかわらず、学習者ごとの日本語レベルに大きな差がある場面に直面することがあります。

特にグループ授業では、初級者に合わせると上級者が退屈し、上級者に合わせると初級者がついていけないという問題が生じやすくなります。

教師にとっては授業の進行そのものに影響を与える課題であり、同時に学習者にとっては学びのモチベーションを左右する大きな要素にもなります。

ここでは、具体的な事例を交えながら、レベル差に対応するための教材アレンジの工夫について考えていきます。

初級者と上級者の両立を意識した教材の二重構造

ある授業で、ひらがなを学び始めたばかりの学習者と、日常会話は問題なくこなせる学習者が同席したことがありました。

教師がひらがなの練習に時間を割くと上級者は退屈そうにし、一方で会話中心に進めると初級者がまったく発話できなくなるという難しい状況でした。

そこで教師は、同じ教材を使いながら二重の課題を設定しました。

例えば「スーパーでの買い物」というテーマで、初級者にはひらがなで書かれた食品名の読み取りや簡単な「これをください」の練習を行い、上級者には「店員と客のやり取りを工夫してみる」や「おすすめを聞いてみる」といった追加課題を与えました。

このように、同じ題材を使いつつ難易度を調整することで、両者が同じ場にいても学びを得られる授業を実現できました。

また別のケースについて見ていきます。

あるオンライン授業で、ひらがなを覚え始めたばかりの学習者と、すでに簡単な会話ができる学習者が同じクラスに参加していたことがありました。

教師が一方に合わせすぎると、もう一方が退屈してしまうという難しさがありました。この時、教師は同じ教材を使いながらタスクの難易度を調整しました。

例えば、初級者には絵カードを見せて単語を声に出す練習をしてもらい、中級者にはその単語を使った短い文章を即興で作ってもらう、という具合です。授業の中心となるテーマは共有しながらも、それぞれのレベルに応じたアウトプットを引き出すことで、学習者全員が「自分に合った学び」を実感できました。

それらのように学習者の習熟度に合わせた対応を行う事で、学習者が分からないままではなくキャッチアップできるようになります。

役割分担を活用した協働学習

あるグループレッスンでは、初級者が文型を理解するのに苦労していた一方で、上級者は応用的な使い方に挑戦できる余力がありました。そこで教師は、上級者に「初級者のサポート役」という役割を与えるようにしました。

例えば「自己紹介の練習」をする際に、初級者が文を作るのを手助けしたり、文法の間違いをやさしく指摘する役を担ってもらったのです。

サポート役を任された上級者は、自分の知識をアウトプットすることで理解がより深まり、初級者は安心感を持って練習を続けることができました。この経験を通じて、単なるレベル差を「協働の学び」に転換できる可能性があると実感しました。

また会話練習の中で、上級者が流暢に答えると初級者が萎縮してしまい、発話が止まってしまう場面も出てきました。

このとき教師は、あえて役割を調整しました。上級者には「先生役」として他の学習者に質問する役割を与え、初級者にはその質問にシンプルな答えを返す役割を担ってもらったのです。

これにより、上級者はさらに日本語の精度を高めつつ、初級者も安心して答えることができました。

レベル差を「壁」とせず「協力関係」として活かす工夫は、授業の雰囲気を前向きに変える力を持っています。

教材を柔軟にカスタマイズする工夫

市販の教材は便利ですが、そのまま使うと一部の学習者には簡単すぎたり、逆に難しすぎたりする場合があります。

ある教師は『げんき』をベースに授業を行いながら、初級者にはイラストカードを使った語彙導入を追加し、上級者には例文を使って即興的に会話を広げる課題を与えました。

また、ニュース記事を教材にする場合でも、初級者向けにはキーワードを抜き出して簡単に要約したものを配布し、上級者には記事全体を読んだ上で意見を述べてもらうようにしました。このように、教師が教材をそのまま使うのではなく、学習者に合わせて再構築する姿勢が、レベル差に柔軟に対応する上で重要となります。

そしてレベル差が大きいと、宿題や課題の出し方でも悩むことがあります。例えば、同じ教材の読解課題を出す場合、初級者には本文から答えを探す形式のシンプルな問題を、中級以上には要約や意見を書かせるような問題を出すことで、自然に難易度を分けることができます。

ある授業では、同じ短いニュース記事を使い、初級者にはキーワードを抜き出す練習をしてもらい、中級者には「この記事の内容が自分の国で起きたらどう思うか」という作文を書いてもらいました。

異なるレベルの学習者が同じ教材を扱うことで、授業後に互いの発表を聞き合える場が生まれ、理解の深まりだけでなくモチベーションの向上にもつながりました。

モチベーションを維持するための心理的工夫

レベル差がある授業では、学習者が「自分だけできていない」「授業が簡単すぎて物足りない」と感じてしまう危険性があります。

そのような状況を避けるために、教師は心理的なサポートを意識する必要があります。例えば初級者には「ここまでできたら十分です」と小さな成功を強調し、上級者には「あなたの表現はとても自然です」と上達を認める言葉をかけるようにします。

ある教師は、毎回の授業で必ず一人一人にフィードバックを与えるようにしており、それが学習者の安心感につながっているといいます。レベル差があっても、心理的な満足感を適切に与えることで、それぞれが学びを継続できる環境を整えることができます。

そしてレベル差がある授業で一番避けたいのは、どちらかの学習者が「自分には難しすぎる」「簡単すぎる」と感じてやる気を失うことです。

あるグループでは、授業の最後に全員で取り組む簡単なアクティビティを設けることで、この問題を解決しました。例えば「今日学んだ表現を使って1分間の自己紹介をする」というタスクを全員に課すと、初級者はシンプルな表現で挑戦し、中級者や上級者はより多くの語彙や文型を活用できます。

全員が同じ舞台に立ち、自分なりの表現を発表することで達成感を共有できるのです。

授業後には「自分も発言できた」「もっと話したい」といった前向きな気持ちが残り、次回の学習意欲につながりました。

8/29(金)よりいよいよスタート!Manabi Talkについて

Manabi Talkでは、日本語教師と学習者が直接つながることができ、レベル差に応じた個別対応が可能です。

例えば、マンツーマン授業を選べば自分のペースで学習を進められ、グループ授業でも柔軟なカリキュラム調整を得意とする教師に出会うことができます。教師にとっても、経験や工夫を活かした授業を自由にデザインできるため、学習者のレベル差という課題を前向きに乗り越える場が広がります。オンライン日本語教育をより安心で実りあるものにするために、Manabi Talkは学習者と教師の双方をサポートしています。

Manabi Talkは、オンラインで日本語を教えたい講師と、学びたい外国人学習者をつなぐ新しいプラットフォームです。初めて授業を行う新人講師でも、安心してスタートできるよう、教案テンプレートやフォロー体制を整えています。

「これから日本語教師として実践を重ねたい」「でもいきなり大きな現場は不安…」という方にとって、Manabi Talkは実力を磨くための第一歩になるかもしれません。

現在、Manabi Talkではユーザー登録および講師登録を受付中です。ぜひこの機会に、あなたも新たな挑戦を始めてみませんか?

Manabi-talk LP:https://manabi-talk.net/lp

公式サイト

まとめ

在宅で働けるオンライン授業は、日本語教師にとって新しい収入の道を開くチャンスです。

これからは、「教室」だけでなく、「自宅」も立派な教える場となる時代。

ぜひ、オンラインで活躍する日本語教師もお考え下さい!オンライン講師への本登録はいよいよ可能となります。

まだシステムの調整をしておりますが改めて、すでにご登録済みの講師様方には管理画面のURLと利用方法に関する資料をお送り致します。