げんき第10課「冬休みの予定」|オンライン授業での展開例と教案

こんにちは。8月20日の水曜日です。今日も昨日に引き続き、げんきの教案例について見ていきたいと思います。本日は第10課「冬休みの予定」です。それでは、今日の元気ワードからスタート!

今日の元気ワード~心の中に聞いてみる~

「垣根は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている。 アリストテレス」

アリストテレスの言葉「垣根は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている」という考えは、人間関係を見つめ直すヒントになります。

私たちは誰かと心の距離を感じたとき、その原因を相手に求めてしまいがちです。「あの人が冷たいから」「わかってくれないから」と。

しかし本当は、自分の心が壁をつくり、相手との間に境界線を引いていることが多いのです。不安やプライド、過去の経験から自分を守ろうとするあまり、無意識のうちに自分自身が垣根を築いているのです。

けれども、その垣根を取り払う鍵を握っているのもまた自分自身です。少し勇気を出して心を開くことで、思ったよりも相手との距離は縮まり、関係は柔らかく変わっていくものです。

結局のところ、人と人を隔てる壁は「外側」にあるのではなく、自分の心の中にあるのかもしれません。Have a nice day!!

げんき第10課「冬休みの予定」|オンライン授業での展開例と教案

第9課「冬休みの予定」では、予定を表現する表現「~つもりです」「~の」「~より何が」などが学習の中心になります。

学習者はこれまでに自己紹介、日常生活、趣味や経験について話す力を身につけてきましたが、ここでは未来の行動や予定について表現できるようになることを目指します。

特にオンライン授業では、自分自身の休暇の予定や相手への質問を交えながら、生きた会話練習を展開することが効果的です。

話題導入/語彙導入

授業冒頭では「冬休み」という具体的な話題を取り上げます。画面共有で「冬休みのイラスト」や「日本の年末年始の写真」を提示しながら、

語彙を導入していきます。
例えば「旅行」「帰省」「スキー」「アルバイト」「勉強する」などをピックアップし、画像や例文を見せながら一緒に発音練習を行います。

教師が「冬休みに何をしますか?」と問いかけ、学習者がまだ習っていない表現で答えようとした場合は「単語だけでもいいですよ」と促し、まずは語彙を口にすることを重視します。ここで「行く」「する」「見る」といった基本動詞を改めて確認し、後の文型導入につなげます。

文型導入(場面提示/文型提示/文型練習)

A. 「の」(所有)

場面提示として「このかばんはだれのですか?」とスライドに2人の人物と異なる持ち物を表示。
学習者に「これは田中さんのかばんです」と答えさせます。
続いて「これは私のパスポートです」など、自分の持ち物に言い換えさせ、実際の身近な文脈で使えるようにします。

B. 「〜ました」(過去形)

教師が「きのうえいがを見ました」「きのう東京に行きました」と例を示し、過去の出来事を話す練習に導入。
場面を「冬休みの思い出」と設定し、「去年の冬休みに何をしましたか?」と学習者に尋ねて答えさせます。
例)「スキーをしました」「ともだちに会いました」

C. 「のほうが〜より」比較

場面提示として「海」と「山」の写真を並べ、「どちらのほうがすきですか?」と質問。
学習者が「山のほうが好きです」と答える流れをつくります。
別の例として「バスと電車」「日本語と英語」など、身近で答えやすい比較対象を提示します。

D. 「〜が一番」最上級

教師が「日本料理、イタリア料理、フランス料理」の写真を見せ、「どれが一番好きですか?」と質問。
学習者に「日本料理が一番好きです」と言わせます。
また、冬休みの予定に関連させ「旅行、アルバイト、スキーの中で、どれが一番楽しみですか?」と問いかけることで実感を伴った練習が可能です。

ドリル(練習)

まずは短い単文を使い、教師のモデルに続いてリピートする形式からスタートし、次に選択肢を与えて答えさせ、最後に自由に答える形へと発展させます。

1. 「の」(所有)の練習

教師が画面共有で写真を見せながら質問
教師:これはだれのかばんですか。
学習者:それは田中さんのかばんです。

練習例:
教師:これはだれのくつですか。
学習者:私のくつです。

教師がZoomチャットに「私/友だち/先生/お母さん」を提示し、学習者が順番に「~のノートです」と答える練習をする。


2. 「のほうが~より」の練習

教師が二択の写真(例:山と海、犬とねこ、冬と夏)を提示して質問。
教師:海と山、どちらのほうがすきですか。
学習者:海のほうが山よりすきです。

練習例:
教師:日本語と英語、どちらのほうがむずかしいですか。
学習者:日本語のほうが英語よりむずかしいです。

さらに発展:学習者同士で質問し合う時間を取り「Aさん、りんごとバナナ、どちらのほうがすきですか」とやりとりする。


3. 「~がいちばん」の練習

教師が3つの選択肢を提示(例:春・夏・冬、スポーツ3種類、食べ物3種類)。
教師:きせつの中で、どのきせつがいちばんすきですか。
学習者:冬がいちばんすきです。

練習例:
教師:スポーツの中で、サッカーとテニスとバスケットボール、どれがいちばんすきですか。
学習者:サッカーがいちばんすきです。


4. 「~ました」の練習

教師が「冬休みの予定」と結びつけて過去形の復習。
教師:きのう、何をしましたか。
学習者:日本語をべんきょうしました。

練習例:
教師:先週の土曜日、何をしましたか。
学習者:えいがを見ました。

教師がZoomのホワイトボードに「買いものをする/友だちに会う/旅行する」を提示し、「私は旅行しました。あなたは?」と聞き、学習者にペアで会話させる。


まとめ型ドリル(総合練習)

教師:冬休みに何をしましたか。旅行とアルバイトとしゅくだいの中で、どれがいちばんたのしかったですか。
学習者:旅行がいちばんたのしかったです。友だちの旅行のほうが私の旅行よりたのしかったです。

こうして「所有」「比較」「最上」「過去形」を一つの文脈に結びつけることで、学習者が自然に組み合わせて使えるように導きます。

談話練習(会話ロールプレイ)

🔹シチュエーション設定

冬休みが終わった最初の授業。学習者同士が久しぶりに会い、冬休みについて話す。
教師は「冬休み会話カード」を画面共有またはチャットで提示し、会話を広げやすくする。


🔹会話例(モデルダイアログ)

👩‍🏫 教師:
冬休みはどうでしたか?今日はペアで冬休みの話をしてください。

👩‍🏫教師:
冬休みに旅行をしました。東京へ行きました。

👨‍🎓 Bさん:
いいですね!だれのかばんをつかいましたか。

👩‍🏫教師:
お母さんのかばんをつかいました。

👨‍🎓 Bさん:
東京と京都、どちらのほうがよかったですか。

👩‍🏫教師:
東京のほうが京都よりよかったです。でも、京都もきれいでした。

👨‍🎓 Bさん:
冬休みの中で、何がいちばんたのしかったですか。

👩‍🏫教師:
えいがを見ました。えいががいちばんたのしかったです。Bさんは?

👨‍🎓 Bさん:
私はスキーをしました。スキーがいちばんたのしかったです。


🔹練習方法(授業の流れ)

  1. モデル会話を教師と1人の学習者で実演
     👉 文型の使い方を確認。
  2. ペア練習
     👉 学習者同士で5分間会話(教師はブレイクアウトルームでも可)。
  3. シェアタイム
     👉 学習者数名に「Aさんの冬休みは○○でした。いちばんたのしかったことは○○でした」とクラス全体に紹介させる。

🔹発展練習(応用)

  • 「あなたの国では、冬休みに何をする人がいちばん多いですか?」
  • 「あなたの友だちの旅行と、あなたの旅行、どちらのほうがよかったですか?」
  • 「だれのプレゼントがいちばんよかったですか?」

👉 文化比較や体験共有にもつなげられるので、会話が盛り上がります。

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Manabi Talkでは、このような「げんき」を活用した授業設計をベースに、教師と学習者が一対一で効率的に日本語を学んでいただければと思います。。

「げんき」において教材の教案例を参考にしつつ、自分の学習スタイルに合わせた授業を受けられることが大きな魅力です。

教師にとっても自由度が高く、学習者にとっても理解が深まりやすい授業の実現が可能です。

第10課のような身近なテーマを取り上げることで、学習者が実際の生活と日本語を結びつけやすくなり、学習意欲の向上につながります。

Manabi Talkは、オンラインで日本語を教えたい講師と、学びたい外国人学習者をつなぐ新しいプラットフォームです。初めて授業を行う新人講師でも、安心してスタートできるよう、教案テンプレートやフォロー体制を整えています。

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まとめ

在宅で働けるオンライン授業は、日本語教師にとって新しい収入の道を開くチャンスです。

これからは、「教室」だけでなく、「自宅」も立派な教える場となる時代。

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