げんき第9課「かぶき」|オンライン授業での展開例と教案

こんにちは。8月19日の火曜日です。今日も昨日に引き続き、げんきの教案例について見ていきたいと思います。本日は第8課「かぶき」です。それでは、今日の元気ワードからスタート!

今日の元気ワード~~

「自分の居場所を、自分でつくるんだ。 スティーブ・ジョブス」

スティーブ・ジョブスの言葉「自分の居場所を、自分でつくるんだ」というメッセージは、とてもシンプルでありながら力強いものです。

私たちは時に、「どこかに自分を理解してくれる場所があるはずだ」と外に求めがちです。しかし、待っているだけでは、理想の環境はいつまでも訪れません。

本当に大切なのは、自分が心から安心でき、夢や才能を発揮できる空間を、自分の力で形にしていくことです。

たとえ周りに理解されなくても、自分の価値観を信じて一歩を踏み出す。その積み重ねが、やがて「ここが自分の場所だ」と思える場をつくり出すのです。

他人に与えられる居場所ではなく、自分の意志と行動によって築き上げる居場所こそ、最も自由で誇らしいものになるのではないでしょうか。Have a good day!!

げんき第9課「かぶき」|オンライン授業での展開例と教案

第9課「かぶき」では、日本文化に触れながら新しい文法「~から」「~けど」「~から、~」などを学びます。学習者は既に基本的な日常会話の土台を身につけており、この課では「理由」「逆接」「情報の追加」といった発話をスムーズにつなぐ表現を習得することが大きな目標です。

特に「~から」は理由を説明するときに必須の文型であり、「~けど」は柔らかく情報を付け加えたり前置きをする場面で役立ちます。

文化的な題材として「歌舞伎」というテーマが扱われるため、授業は言語練習と文化理解を組み合わせながら展開すると効果的です。

話題導入/語彙導入

授業冒頭ではまず「かぶき」というテーマに興味を持たせる導入を行います。

オンラインでは画像や動画を活用できるので、歌舞伎役者の写真や舞台の短い映像を共有しながら、「これは何ですか?」と問いかけます。

学習者がまだ知らない場合は、教師が「これはかぶきです。日本の伝統的な演劇です」と簡潔に説明します。

ここで導入する語彙は「かぶき」「人気があります」「有名です」「チケット」「高い」「安い」「~から」という表現に関連する形容詞や動詞です。

例えば教師は「かぶきは人気がありますか?」「かぶきのチケットは高いですか?」と質問し、学習者にYes/Noで答えてもらいます。

その後、フルセンテンスで答えるよう促し「はい、高いです」「いいえ、安くありません」と文を完成させます。

さらに、学習者に自分の国の有名な文化や伝統芸能を尋ね、「~は有名です」「~は人気があります」と比較できるように語彙を拡張していきます。

文型導入(場面提示/文型提示/文型練習)

文型の導入は具体的な場面を設定して行います。

まず「~から」を導入する場面として、教師が「歌舞伎のチケットは高いです。だから、見ません。」という短い会話例を提示します。次に同じ内容を「歌舞伎のチケットは高いから、見ません」と表現を変えて見せます。ここで「~から」が理由を示す文型であることを説明します。

学習者に「~から」の構造を示し、主語+理由+から+結果の流れを意識させます。例えば「私は忙しいから、テレビを見ません」「日本語が好きだから、毎日勉強します」などの例文を提示します。

続いて「~けど」を導入します。教師が「歌舞伎は有名ですけど、私は見たことがありません」と話し、学習者に意味を確認します。「けど」は「しかし」と似ているが、日常会話ではより柔らかく情報をつなぐ役割を持つことを伝えます。

最後に「~から、~」と「~けど」を比較しながら練習し、場面に応じた使い分けができるよう導きます。

またこの課では「〜と思います」「〜と言っていました」「〜ないでください」など、引用表現や依頼・禁止の文型が重要なポイントです。

場面提示において。
例:「友だちが『あした歌舞伎を見に行く』と言っていました」など、会話の断片を画面共有で提示し、誰が何を言ったのかをイラストや吹き出しを使って理解させます。

次に文型提示では、講師が実際にロールプレイを行います。
講師:「先生は毎朝ジョギングをすると思います」
学習者:「いいえ、しないと思います」
というように、簡単な主張と反応を通じて文型の形を強調します。

文型練習では、例文を少しずつ変えて発話の幅を広げます。
講師が「明日は雨が降ると思います」と言い、学習者が「私は晴れると思います」と言い換える。
「〜と言っていました」の場合は、講師が事前に短いセリフを用意して「田中さんは『今日忙しい』と言っていました」などを提示し、学習者がそれを引用して言い直す活動をします。

ドリル(練習)

ドリルでは、正確さとスピード感を意識します。

例1:Yes/No ドリル
講師:「日本の夏は涼しいと思いますか」
学習者:「いいえ、暑いと思います」

例2:変換ドリル
講師:「山田さん:『来週旅行します』」
学習者:「山田さんは来週旅行すると言っていました」

例3:禁止表現のドリル
講師:「授業中、スマホを使わないでください」
学習者が「〜ないでください」を使って、自分でもルールを言ってみる(例:「教室で食べないでください」)。

~から」の練習では教師が理由を提示し、学習者が結果をつなげて答える形を取ります。
教師「雨です」 → 学習者「雨だから、出かけません」
教師「忙しいです」 → 学習者「忙しいから、映画を見ません」

~けど」のドリルでは、前半と後半の内容に少しギャップを持たせて答えます。
教師「今日は寒いですけど…」 → 学習者「散歩します」
教師「歌舞伎は有名ですけど…」 → 学習者「私は見たことがありません」

Zoomのチャット機能を活用し、学習者が講師の提示する短い文を「〜と思います/〜と言っていました」に変換して書き込む活動を加えると、発話だけでなく文字での定着も進みます。

談話練習(ディスコース練習)とまとめ

学習の最後はディスコース練習です。学習者が複数の文型を組み合わせて会話を展開できるようにします。

例として「友達とかぶきを見に行くかどうかを相談する」という場面を設定します。教師と学習者、あるいは学習者同士で次のような会話を展開します。

A「今度、を見に行きませんか?」
B「行きたいですけど、チケットが高いから、どうしようかな。」
A「じゃあ、映画を見ましょうか?」
B「いいですね。映画は安いから、行きましょう。」

この練習を通して学習者は「~から」と「~けど」を自然に使い分け、理由や逆接を含んだ会話をスムーズに行えるようになります。

次の練習パターンです。談話練習は、学習者が学んだ文型を「会話の流れの中で自然に使う」ことを目的とします。

例1:意見交換ロールプレイ
テーマ:「かぶきは若い人にも人気があると思いますか」
学習者同士で「あると思います」「ないと思います」を繰り返しながら、自分の意見を理由付きで話す。

例2:伝言ゲーム
講師がAさんに「田中さんは『明日大阪へ行く』と言っていました」と伝える。
AさんがそれをBさんに伝える。
最後に最初の情報と一致しているか確認。楽しさと同時に「〜と言っていました」の定着を図る。

例3:禁止ルールを決めるゲーム
先生と共に「クラスのルール」を考え、「〜ないでください」を使って発表。
例:「宿題を忘れないでください」「授業中寝ないでください」など。

最後のまとめでは、学習者が「今日学んだ文型を1つ使って日本文化について自分の意見を言う」という短いタスクを行います。
例:「私はかぶきはおもしろいと思います」など。
これにより授業全体がスムーズに締まり、復習の効果も高まります。

この形で整理すれば、学習者が 文型の形→練習→実際の会話 という流れで定着できるオンライン授業モデルになります。

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まとめ

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これからは、「教室」だけでなく、「自宅」も立派な教える場となる時代。

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