新人日本語教師のリアルな第一歩|養成講座卒業後の授業で直面した失敗とは?

おはようございます。7月16日の水曜日です。

一昨日より講師様と学習者様にご登録を頂けるLPが公開となりました。また近日中に、ご登録方法などの専用ページを設けたいと思います。

木曜日の元気活力タイム

雨、続きますね。洗濯物も乾かないし、空もどんより、気分までちょっと沈みがち。でも、そんな天気でもちゃんと朝は来て、時間は流れていきます。

同じような毎日を過ごしているように見えても、今日という日は、もう二度と来ない「特別な一日」です。
昨日とも違うし、明日とも違う。あなたの今日の気持ち、選ぶ言葉、歩いた道──全部が「今日だけの景色」です。

雨の日だからこそ、ゆっくり自分と向き合ったり、小さなことに気づけたりするかもしれません。

たとえ空が灰色でも、心の中に小さな光をともすのは自分自身です。
さあ、今日も無理せず、自分らしく過ごしていきましょう。 Have a nice day!!

それでは今日のケーススタディーは養成講座を修了し、新人講師としてデビューをしたCさんについて見ていきましょう。

はじめての一歩を踏み出す新人講師

日本語教師として働くことを夢見て、420時間の養成講座を修了したCさん。

教案作成や模擬授業を繰り返し、学習者の背景理解、文法説明のロジック、発音指導など、多岐にわたる知識を身につけてきました。

そして卒業後、ついに初めてのオンライン授業を担当することになりました。

最初の生徒は、海外に住む社会人の方。ビジネス日本語に興味を持ち、会話力を高めたいというニーズを持っていました。緊張と期待が入り混じる中、Cさんは「この日のために準備してきた」と自信をもって授業に臨みました。

…しかし、理想通りにはいきませんでした。

養成講座で学んだことと、実際の現場とのギャップ

養成講座では、教科書に沿った文法導入や板書の書き方、ペアワークの回し方など、非常に体系的に教えられます。

模擬授業ではロールプレイ形式で仲間同士が学習者役を演じ、予定通りの展開がしやすい環境が整っています。

しかし、実際のオンライン授業では、生徒の日本語レベルや性格、学習目的に合わせて臨機応変な対応が求められます。Cさんの生徒は、文法知識はある程度あったものの、会話力に自信がなく、授業中にほとんど話そうとしませんでした。

Cさんは用意してきた教案通りに授業を進めようとしましたが、会話のキャッチボールがうまくいかず、生徒の反応も曖昧。思うように授業が進まず、時間ばかりが過ぎていきました。

初めての授業で直面した失敗と、その要因

Cさんの初授業で最大の課題だったのは、「生徒のニーズと温度感をつかめなかったこと」でした。

Cさんは授業開始前のアイスブレイクを軽く済ませ、すぐに本題へ入りましたが、生徒はリラックスできず緊張が残っていた様子。さらに、生徒があまり話さないタイプであるにも関わらず、「たくさん話してもらう授業構成」にしていたため、沈黙の時間が増えてしまいました。

また、フィードバックの時間を設ける余裕がなく、最後は時間ギリギリで授業を終えることに。Cさんは「自分の授業に何が足りなかったのか分からないまま終わってしまった」と振り返ります。

その失敗から得た学びと成長、今後の展望(詳細)

Cさんが最初に経験した「失敗」とは、初回のオンライン授業で、思ったように学習者の理解が得られなかったことでした。

教案はしっかり準備し、想定問答も練習済みだったにもかかわらず、実際の授業では学習者のリアクションが薄く、伝えたはずの文法が定着していないことに動揺したといいます。

焦ったCさんは、予定を飛ばして次の項目に進んでしまい、結果的に学習者が混乱。

終了後のフィードバックでも、「説明が速すぎて理解できなかった」と正直な感想をもらい、深く落ち込んだと話します。

しかし、その出来事をきっかけにCさんは、次のような重要な学びを得ました。

得た学びと成長

  1. 「伝える」ではなく「伝わる」工夫の必要性
     教える側の「分かりやすいと思っている説明」でも、相手にとっては難解なことがある。Cさんは、説明の仕方を「一方向型」から「双方向型」へと切り替えました。学習者に問いかけを増やし、確認をこまめに挟むようになりました。
  2. 「進度」よりも「安心感」の提供が先
     「予定通り進めなきゃ」と焦るよりも、学習者が“安心して質問できる雰囲気”を作ることの方がはるかに大切であると実感。「今日はここまでで大丈夫」という判断ができるようになったそうです。
  3. 「完璧主義」を手放す勇気
     デビュー直後は「失敗=不適格」のように感じていたCさんですが、むしろ失敗は「改善点が明確になるチャンス」と考えられるようになりました。以降は、授業後に毎回、自分用の振り返りノートをつけ、1回ごとに小さな修正を重ねています。

今後の展望

「教える力」+「伴走する力」
 日本語を教えるだけでなく、学習者のモチベーションや感情に寄り添える講師になることが目標。「わかるようになって嬉しい」と思える授業を日々追求していきたいと語っています。

・中級・上級レベルの授業にも挑戦
 現在は主に初級レベルを担当していますが、語彙の拡張やディスカッション指導など、より応用的な授業へのステップアップを目指しています。

自分の専門性を活かしたテーマ別授業の構築
 Cさんは大学時代に国際関係を学んでおり、「日本の文化や国際ニュースを題材にした中級授業」など、自分の関心分野を活かしたコンテンツ作りも視野に入れています。

Cさんの経験は、「完璧な準備=成功」ではなく、「失敗からの修正力こそが教師の資質」という視点を私たちに示してくれます。

まとめるとこのような気づきとなります。

授業後、Cさんは録画を見直しながら、「なぜうまくいかなかったのか」を冷静に分析しました。そして次の3つの改善ポイントに気づきました:

  1. 生徒とのアイスブレイクにもっと時間を取る
    授業前半に“雑談タイム”を設け、相手の性格や日本語力の雰囲気を把握する。
  2. 会話中心の授業にも“ガイド”を準備する
    自由会話ではなく、トピックに沿った“答えやすい質問集”を準備しておくことで、発話を促す。
  3. 終了時のフィードバック時間を確保する
    「今日はどうだったか?」を丁寧に聞き、次回の改善材料を得ることで、授業満足度が高まる。

事前登録いよいよスタート!Manabi Talkについて

Manabi Talkは、オンラインで日本語を教えたい講師と、学びたい外国人学習者をつなぐ新しいプラットフォームです。初めて授業を行う新人講師でも、安心してスタートできるよう、教案テンプレートやフォロー体制を整えています。

Cさんのように、「これから日本語教師として実践を重ねたい」「でもいきなり大きな現場は不安…」という方にとって、Manabi Talkは実力を磨くための第一歩になるかもしれません。

現在、Manabi Talkではユーザー登録および講師登録を受付中です。ぜひこの機会に、あなたも新たな挑戦を始めてみませんか?

Manabi-talk LP:https://manabi-talk.net/lp

まとめ

在宅で働けるオンライン授業は、日本語教師にとって新しい収入の道を開くチャンスです。これからは、「教室」だけでなく、「自宅」も立派な教える場となる時代。

ぜひ、オンラインで活躍する日本語教師もお考え下さい!オンライン講師への本登録は8月下旬より可能となります。それまでのプレ登録をして頂ける方を募集しております。

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