ベテラン講師Cさん:教案を使わず“雑談型授業”でリピート率80%の信頼を築いた方法

こんばんは。7月18日の金曜日です。今日は朝から落ち込みやすいです・・それでも一日一日を頑張って行きないと。

【金曜日の雑談タイム】

私もそうです。今日はなんだか気分がグレー。理由はよくわからないけど、心がふわっと重たい。
でもね、不思議と「死にたい」とは思いません。まだ、ほんの少しだけでも元気になれる可能性を信じているから。

小さな光が心のどこかに残ってるって、自分で気づけるだけでも、それはすごいこと。
完全に元気じゃなくても、ちょっと笑えたり、好きなものを思い出したりできるなら、それで十分。

今日は完璧じゃなくていい。ただ「ここにいる」だけでえらい。
同じようにグレーな気分のあなたも、無理しないで、自分の心に優しくしてくださいね。
一緒に、少しずつ、ゆっくりで大丈夫です。

元気をこれからも多くの方々に届けていかないと・・・!今日のテーマは講師歴の長い方によるお話です。

教案に縛られない自由な授業スタイルとは?

多くの日本語教師が「しっかりとした教案を準備すること」を大前提としていますが、実は「教案なしでも成功する」教師もいます。

今回ご紹介するのは、在宅で個人レッスンを展開しながら、リピート率80%以上を誇るCさんのスタイル。

彼は「雑談型授業」によって、生徒の心を掴んできました。

本記事では、その具体的な授業内容や、生徒との関係構築術、そして雑談型が生み出す“安心感”について深掘りしていきます。

講師Cさんの背景とキャリア

Cさんは日本国内で15年以上の日本語指導歴を持つベテラン講師です。

もともとは大学付属の日本語センターでビジネス日本語を教えていましたが、近年は完全オンラインに切り替え、マンツーマン授業に専念しています。

彼がオンラインに移行したきっかけは「もっと自由に、生徒一人ひとりのペースに寄り添いたい」という思いからでした。Zoomを使った授業に切り替えてからは、定期的に学習内容を記録することすらやめ、徹底的に“雑談型”にシフト。

にもかかわらず、多くの生徒が半年以上継続して受講しているのです。

なぜ教案を使わないのか?「雑談=教材」という視点

──「生徒の言葉が、そのまま教材になる」

Cさんは、従来の日本語教育でよく用いられる「文型→例文→練習→会話」型のレッスンから大きく逸脱しています。彼の授業にあるのは、たったひとつ。「今日、生徒が何を話したいか」だけです。

Cさんいわく、

「私にとっての教材は、目の前にいる生徒そのものです。彼らの言葉、話すトピック、間違い──すべてがリアルで、そして最高の教材なんです。」

たとえば、ある日、生徒が「週末に日本人の友達と温泉に行きました」と話すとします。Cさんはそこから、

  • 「“友達と”ってどんな助詞の使い方か?」
  • 「“行きました”の時制は合っているか?」
  • 「温泉で何をしたのか?」など、

会話を深掘りしながら、必要に応じて語彙・文法を自然な流れで導入していきます。

このスタイルは、以下のようなメリットがあります。

✔ 生徒が「話すこと」に集中できる

あらかじめ用意されたトピックではなく、自分の言いたいことを話すので、モチベーションが高まる。

✔ 「間違い」に気づくタイミングが自然

正解を暗記するのではなく、「言いたかったけど言えなかった」経験をベースに学ぶため、記憶に残りやすい。

✔ 会話の中で“学び直し”ができる

Cさんは生徒の発話をさえぎることはしません。まず話を最後まで聞き、必要なら会話の流れを止めずにサラッと訂正。「あっ、いまのは“〜しました”が自然ですね」と自然なトーンで伝えます。

📌 ポイント:

Cさんが教案を使わないのは「楽をしたいから」ではなく、「生徒の興味とリアルな会話」を最大限に活かすための戦略です。むしろ、毎回予測不能な会話に臨むため、豊富な語彙と即応力、表現力が求められます。

リピート率80%の理由:学習の“癒し効果”

──「会話を学ぶ場」ではなく「安心して話せる場」

Cさんのリピート率は80%以上。1ヶ月だけ試す生徒もいれば、1年以上継続する生徒も珍しくありません。なぜ、これほど高いリピート率が実現できているのでしょうか?

理由①:「心を開いて話せる場」を作っている

Cさんの授業では、どんなに小さな話題でも丁寧に拾ってもらえます。

「昨日のランチで食べたもの」
「ちょっとだけイライラしたこと」
「日本で見かけた変な看板」

こういった“雑談の種”こそが授業の中心。Cさんはそれを否定せず、笑って受け止め、「なるほど、それは面白いですね!」と共感を持って返します。生徒は「間違えても否定されない安心感」の中で話すことができ、次第に“週1回話す時間”を「自分のための大切な時間」と感じるようになるのです。

理由②:「訂正しすぎない」ことで自信を育てる

リピート率が低くなる大きな要因の一つが、“自信喪失”です。

「間違いばかり指摘された」
「全部言い直された」
「先生が怖かった」

そんな体験をすると、生徒は「また話したい」とは思えません。Cさんはこの点を熟知しており、基本スタンスは「訂正しすぎない」こと。意味が伝わっている場合はスルーすることもあり、あくまで“伝える喜び”を優先しています。

「通じた、話せた、自分の日本語で相手が笑ってくれた」
──この成功体験こそが、継続の原動力です。

理由③:生徒に合わせた“個別対応”ができる

Cさんは、授業記録や教材を使わない分、生徒の話した内容や進捗をすべて頭の中で記憶し、次の授業に活かします。たとえば、

  • 「前回はお母さんの話をしましたね。あれからどうですか?」
  • 「そういえば、旅行の準備をしているって言ってましたよね」

といった声かけは、生徒に「覚えてくれている」という安心感を与え、信頼関係を深めます。


🎯まとめ:Cさんのリピート率80%を支える3つの力

要素内容
安心感間違いを恐れずに話せる雰囲気を作る
自信形成訂正を最小限にして、「話せた!」という喜びを優先
対話力&記憶力毎回の会話を覚えておき、次回につなげる

雑談型授業の課題と今後の展望

とはいえ、雑談型には課題もあります。1つは「学習の目的がぼやけてしまう」こと。

Cさん自身も、生徒の中には「何を達成したいか」をはっきり持っている人もいるため、その場合は会話の中に「文型の導入」や「学習ゴール」を織り込むよう工夫しています。

もう1つの課題は「講師側の経験値が必要」なことです。

雑談型授業は、即座の対応力や表現力が求められるため、ある程度の指導経験が必要です。そのため、Cさんも「誰でもすぐ真似できるわけではない」と前置きしつつも、「ただ話すこと」がどれほど学習者の心をつかむかを強調します。

今後は、「雑談型+テーマ別ワーク」などのミックススタイルにも挑戦したいと考えており、より多様な生徒層への対応を視野に入れています。

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ベテラン講師Cさんの“雑談型授業”は、学習という枠を越えて、学習者の生活そのものに寄り添うスタイルです。効率や教材に縛られず、学習者の声を最優先にする姿勢は、これからの日本語教育のヒントになるかもしれません。

Manabi Talkでは、こうした個性的で柔軟な教え方を実現する講師が活躍しています。あなたも自分らしい教え方を見つけてみませんか?

Manabi Talkは、オンラインで日本語を教えたい講師と、学びたい外国人学習者をつなぐ新しいプラットフォームです。初めて授業を行う新人講師でも、安心してスタートできるよう、教案テンプレートやフォロー体制を整えています。

Cさんのように、「これから日本語教師として実践を重ねたい」「でもいきなり大きな現場は不安…」という方にとって、Manabi Talkは実力を磨くための第一歩になるかもしれません。

現在、Manabi Talkではユーザー登録および講師登録を受付中です。ぜひこの機会に、あなたも新たな挑戦を始めてみませんか?

まとめ

在宅で働けるオンライン授業は、日本語教師にとって新しい収入の道を開くチャンスです。これからは、「教室」だけでなく、「自宅」も立派な教える場となる時代。

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